『この塔を巡り諸国が争うことあらばそれを鎮めよ。そして、塔の果てにあるといわれる存在を見届けよ』
かつて国同士の争いを調停するために設立されながら、近年は大国の圧力により影響力を失い、存在すら忘れ去られた組織『天秤の守護者』。
その一員である、この物語の主人公アリオンは、組織より示されたこの命に従い、単身グラキエストの地に足を踏み入れた。